おんな城主 直虎 第7回「検地がやってきた」感想&解説など

おんな城主 直虎 第7回「検地がやってきた」感想&解説など

 井伊直親が帰参し、それを今川義元に認めてもらう条件として、井伊谷の検地を行う――というのが、第7回のざっくりとした内容です。

 検地という話の流れの中で、直親と政次の確執が徐々に深まっている印象でした。

検地とは

 現代では聞きなれない言葉ですが、学校の歴史の授業では必ずといっていいほど出てくる用語なので、聞いたことのある方も多いはず。

 ざっくりといえば、田畑の面積と収穫量の調査のことを、検地といいます。
 これをすることで、徴税の基礎資料としたわけですね。

 やる方にとっては収穫が把握できて、いわゆる予算も正確に組むことができるようになるので、メリットがあります。
 が、されるほうにとってみれば嬉しい話ではありません。
 現代に例えるならば確定申告のようなもので、収入を少なく報告すれば、課税も少なくなるものの、それはいわゆる脱税になるのでバレれば大変なことになります。

 今回のドラマでの話は、そこにどんな理由があるにせよ、井伊一族包みで盛大に脱税を試みた、というお話だったといっても間違っていないでしょう。

 そこで苦労するのが小野政次。
 今川からの監査役にも関わらず、犯罪の片棒を担げと直親に頼まれるわけです。

 まさに板ばさみ。
 しかもおとわ(直虎)のためにと思って、とか言われたら、腹も立つわけです。

 今後の伏線というか、フラグが立ちまくりですね……。

余談

 違法性云々はともかくとして、上記のように検地をされる側は少しでも石高が少ない方が、夫役などの税対策になるので、あえて多くの申請などするはずもないのですが……世の中には色々ありまして。

 昨年放映された大河ドラマ『真田丸』の主人公であった真田信繁の兄に、真田信之がいました。
 ドラマの中でも人気があった人物です。

 信繁は大坂の陣で戦死してしまいますが、信之は徳川に仕え、藩主となって代々真田家を存続させていくことになります。

 この信之由来の真田家は、のちに松代藩と沼田藩に分かれていくのですが、信之の孫にあたり、初代沼田藩主となった真田信直なる人物は、松代藩10万石に対抗するために沼田藩で検地を行い、表高3万石のところを14万4000石として幕府に報告したそうです。

 まあ例えるなら年収100万しかない人物が、年収500万くらいで申告したって感じでしょう。

 当然税金は重くなるわけで、沼田藩はその後、えらい目にあったそうな。

 見得というのは恐ろしいものです。


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