今川範氏 ~弟・今川貞世の影に隠れた、今川氏第4代当主

今川範氏 ~弟・今川貞世の影に隠れた、今川氏第4代当主

足利二つ引両 今川範氏とは鎌倉時代末期から南北朝時代前期にかけての人物で、今川宗家の4代目当主であり、駿河今川家の第2代当主として知られています。

 今川範氏(いまがわ のりうじ)
 生年  1316年(正和5年)
 没年  1365年(貞治4年)
 別名  五郎
 主君  足利尊氏⇒足利義詮
 親   父:今川範国
 兄弟  貞世 氏兼 仲秋
 子   氏家 泰範

弟・今川貞世

 1316年(正和5年)に父・今川範国の嫡男として誕生します。

 1353年(文和2年)に範国から家督を譲られたことで、今川宗家の家督を継ぎ、今川氏第4代当主となりました。

 範氏には四人の兄弟がいましたが、特に次男の今川貞世(今川了俊)が九州地方で非常に活躍し、室町幕府の九州探題を務め、また備後、安芸、筑前、筑後、豊前、肥前、肥後、日向、大隅、薩摩の守護を兼ねるなどの働きをした人物であったため、兄である範氏の影は薄いものでした。

 そのため一説には、今川宗家の家督は範氏ではなく、弟の貞世が継いでいたのではないかとさえいわれているようです。

 また父親である範国も範氏の生涯を通して存命していたため、さらに存在感を示せなかったようです。

 そして1365年(貞治4年)に50歳で死去。

 範氏には二人の子がいましたが、長男・氏家はすでに亡くなっていたため、出家していた次男・泰範が還俗し、家督を継ぐことになります。

今川家歴代当主

 第一代  今川国氏 1243年~1282年
 第二代  今川基氏 1259年~1323年
 第三代  今川範国 1295年~1384年
 第四代  今川範氏 1316年~1365年
 第五代  今川泰範 1334年~1409年
 第六代  今川範政 1364年~1433年
 第七代  今川範忠 1408年~1461年
 第八代  今川義忠 1436年~1476年
 第九代  今川氏親 1471年~1526年
 第十代  今川氏輝 1513年~1536年
 第十一代 今川義元 1519年~1560年
 第十二代 今川氏真 1538年~1615年

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