今川家の家紋 ~足利二つ引両・今川赤鳥

今川家の家紋 ~足利二つ引両・今川赤鳥

足利二つ引両
 戦国時代の雄、今川家の用いた家紋は、大きく二つ挙げることができます。

 一つは足利家にゆかりの足利二つ引両。
 もう一つは今川赤鳥といわれる赤鳥紋ですね。

引両紋

 図案としては単純で、その名の通り平行線を描いたものが基本になっています。この線の数は単数であったり複数であったり、種類は色々あります。

 この紋は特に室町幕府を開いた足利氏が用いたものが有名で、それを足利二つ引両、もしくは丸に二つ引などと称し、足利将軍家の権威の象徴でした。
 非常に無骨なデザインのため、武士からは人気があったといわれています。

 その足利家の家紋を今川家が使っているのは何故かといえば、今川家が足利家一門にあたるからなんですね。

 少し歴史を説明しますと、今川氏の本姓は源氏であり、清和源氏の流れを汲む室町将軍家の分家である吉良家の、更に分家に当たるのが今川家でした。
 分家の分家とはいえ、征夷大将軍の継承権を持っていた名門(御所が絶えなば吉良が継ぎ、吉良が絶えなば今川が継ぐ、とまでいわれていた)であり、そのため同じ家紋を用いていたようです。

赤鳥紋

 さてもう一つが、今川赤鳥と呼ばれる家紋です。
 今川家といえば、とあるゲームの影響でこちらの家紋を思い浮かべる方も多いかもしれません。足利家と被ってしまうので、差別化のためにも赤鳥紋の方が良いと思われたのかもしれませんね。

 ともあれこの紋の由来は、1337年に駿河今川氏の初代当主である今川範国が、女の具は戦に縁起が良い、という神託を受けて使い始めたともいわれています。

 ここでおや? と思うかもしれません。
 赤い鳥、なのに、どうして女の具、なのか、と。

 実は赤鳥とは表記されているものの、実は当て字であり、実際には「垢取り」と書くのが正しいのです。
 しかも女性が使用した櫛の垢を取るための道具であったため、女の具、というわけになるのですね。ぱっと見は櫛のようにも見えるのですが、あくまで櫛の垢を取る道具、だったようです。

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